28年3月決算における実効税率
平成28年度税制改正による
法人税率引き下げに伴う実効税率の改定です。
すなわち、法人税率が23.9%から23.4%に引き下げられることに伴い、実効税率も下がるのはご存じだと思いますが、
税効果会計適用会社におかれましては、
平成28年3月決算から、改定後の実効税率を用いる必要があることに注意ください。
神戸市に本社を置く外形標準課税対象法人を前提に、法人税率を23.4%とした
場合の各年度の実効税率を計算しますと、下記の通りとなります。
平成28年度
法人税23.4%
地方法人税4.4%
超過地方税率16.1%
兵庫県予想超過事業税率3.7794%
(23.4%+23.4%×4.4%+23.4%×16.1%+3.7794%)/(100%+3.7794%)=30.812%
平成29年度
法人税23.4%
地方法人税10.3%
超過地方税率10.2% ※28年度超過地方税率16.1%−地方法人税増差額(10.3%−4.4%)
超過事業税率3.7794% 地方法人特別廃止はそのまま所得割等に転嫁するものと仮定
(23.4%+23.4%×10.3%+23.4%×10.2%+3.7794%)/(100%+3.7794%)=30.812%
平成30年度
法人税23.2%
地方法人税10.3%
超過地方税率10.2% ※28年度超過地方税率16.1%−地方法人税増差額(10.3%−4.4%)
超過事業税率3.7794% 地方法人特別廃止はそのまま所得割等に転嫁するものと仮定
(23.2%+23.2%×10.3%+23.2%×10.2%+3.7794%)/(100%+3.7794%)=30.579%